Columnコラム
2025.05.28
かぶら屋の味を支える、
本部業務の裏側
店舗で働くスタッフの声を聞きながら、商品開発や仕入れ体制を整え、より良いお店づくりを支えていく。かぶら屋では、現場と本部が密接につながりながら、日々の運営を進化させている。
その役割の中心人物の一人として、商品開発や仕入れ・納品体制の管理、新メニューの導入などを担っているのが松本さんだ。
アルバイトから始まり、今では現場と本部をつなぐ存在として活躍している松本さんに、その歩みと仕事への想いを聞いた。

プロフィール
かぶら屋本部の商品担当として、仕入れ・商品開発・納品体制の整備など、店舗運営の根幹を支える業務を担当。新メニューの導入時には、オペレーション設計や店舗へのレクチャーも行い、現場が迷わず動ける仕組みづくりを推進している。
また、現場経験を持つからこそ、店舗スタッフの声を丁寧にヒアリングし、マニュアルの標準化や業務改善にも注力。裏方から店舗全体の“動きやすさ”を支えながら会社に貢献し続けている。
—–ご自身の役割と業務内容を教えてください。
本部の商品担当として、仕入れ管理、商品開発などを担当しています。取引先とのやり取りや納品体制の管理も行っていて、滞りがないないように先手で動くことを常に意識しています。
また、新しい商品の導入時には、現場へのレクチャーやオペレーション整備も自分の役割です。今でも定期的に店舗に入り、現場でのフィードバックを直接受けながら調整を重ねています。
—–現場と本部のギャップを感じたことはありますか?
本部に移ってすぐの頃は、「こうした方がいい」と思って準備したことが、現場では思うように伝わらなかったり、うまく動かなかったりすることがありました。
たとえば、マニュアル一つとっても、本部からの意図が現場にきちんと伝わらないと「やりにくい」と感じさせてしまうことがある。だからこそ、できるだけ自分の言葉で丁寧に説明したり、店舗に足を運んでヒアリングしたりする時間を増やすことを心がけています。
—–日々の業務で特に意識していることはありますか?
「伝わる形にすること」を何より大切にしています。どれだけしっかり準備しても、相手に伝わらなければ意味がありません。どの店舗でも同じように動けるように、マニュアルは言葉だけでなく図や動画を使って、誰が見ても理解できるよう工夫しています。
特に現場では、忙しい中で業務を覚えていくので、シンプルで迷わない設計が大事です。「なんとなく」ではなく「ちゃんと分かる」形に落とし込む。そうすることで、店舗の皆さんが安心して動ける環境を整えるのが本部の大切な役割です。
—–今後の目標や叶えたいことはありますか。
目指しているのは、より効率的で再現性のある仕組みを作ることです。商流についてもっと理解を深めながら、店舗数が増えても安定した品質とサービスが提供できるような環境を整えていきたいと思っています。
そしてもう一つ大切なのが、“かぶら屋らしさ”を守り続けることだと思います。効率やマニュアルだけでは生まれない、温かみのある雰囲気づくりと距離感がかぶら屋の大きな魅力です。これからも現場の声を積極的に聞きながら、この雰囲気づくりを裏側から支えていけたら嬉しいです。