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Columnコラム

2024.09.27

「人」と紡ぎ、「人」を想う

埼玉県所沢市、西武池袋線と西部狭山線が交差する西所沢駅から徒歩1分の場所にお店を構える、かぶら屋西所沢店。

オープンからお店を指揮する北村さんは、かぶら屋でのキャリアアップを着々と進め、幾つもの困難を乗り越えながらも2017年に独立。今日までお店のオーナーとして活躍を続け、たくさんのお客様を笑顔にしてきた。

その過程で得た気づきやこの仕事に懸ける想いとは。また、長くお店を続ける上で大切にしているお店づくりのこだわりとは。

地元に愛されるお店

西所沢店店長
西所沢店バディ

西所沢店は2017年にオープンし、これまでたくさんのお客様に愛されながら営業を続けてきました。

ベッドタウンであることから、お客様の多くは地域に住んでいる方々です。ただ、西武球場が近いということもあり、野球の試合やコンサートが行われる日は、新規のお客様も多く来てくださいます。

お店はアットホームな雰囲気が特徴で、最近は女性一人でのご利用も少しずつ増えてきました。また、ファミリー層にも人気があったりと、誰にでもご利用しやすいお店づくりができていると感じています。

そのほか、テイクアウトも実施していることから、お店で飲食をしない地元の方にもかぶら屋を知っていただけています。こうした要因から、少し都心から離れた立地ではありますが、お客様との近い距離感で営業できていることがこのお店の強みです。

原点と気づき

西所沢店テイクアウト

「自分で焼き鳥屋を持てたらいいな」
そんな想いを抱きつつ、別の飲食店で働いていた時にたまたま出会ったのがかぶら屋でした。そして、ブランドを知っていくにつれ、安くて誰にでも親しみやすいかぶら屋のスタイルが自分の中の理想と合致し、ここで働くことを決意しました。

かぶら屋では、オーナーとして独立するための道のりが整備されています。そのため、夢の実現のために私がやるべきことは明確でした。

しかし、明確だからと言って一筋縄では行かないのが現実です。独立したいタイミングで、理想の場所にお店がある保証はもちろんありませんし、私の場合は独立直後にコロナの大流行が起きてしまい、非常に苦しい日々が続きました。

そんな中でも、西所沢店はテイクアウトでの需要があったため、お店を閉めることなく続けることができ、さらには完全に独立する前だったので本社からのサポートも受けられた点は本当にありがたかったと感じています。

絶体絶命とも言える状況でしたが、本社のサポートやバディのメンバー、来てくださったお客様など、関わってくれるすべての人が温かく、振り返ると周りの環境にも恵まれ今日まで続けることができたと感じています。

「人」を大切に作り上げる

阿佐ヶ谷店内装2

多くの人に支えられて今があると思っているので、「人」に対しては人一倍大切に想いを持って接しているという自負があります。

これはお店づくりにも共通している部分であり、料理のおいしさにこだわることはもちろん大切ですが、それを提供するのも召し上がっていただくのも「人」です。そのため、「人」を大切にすることが良いお店づくりにもつながっていくと考えています。

例えば、一緒に働いてくれるバディに対しては、まず話を聞くことを第一にしています。一人ひとり、成長の角度やなりたい理想像はバラバラです。だからこそ、それぞれの想いをきちんと理解し汲み取ることがチームづくりの第一歩です。

長く働ける環境を作りながら、お客様にも長く愛してもらうお店を目指すこと。これがこれまでの経験で得た気づきであり、私のお店づくりに対するこだわりでもあります。

関係を絶やさずに

西所沢店外観

西所沢店はオープンしてから約7年が経ちましたが、オープンから今でも定期的に顔を出してくれるお客様がいたり、昔アルバイトしていたバディが遊びに来てくれたりします。

そんな関係値を今後も絶やさず、より強固にしていくことが私の役目だと感じています。そして、変わらずこの場所でお店を続けていくことが一番の目標です。

人材の問題、値上げの問題など、これからもいろいろな困難が待ち受けていると思いますが、これまでの経験は決して無駄にはならないはずです。ここまでの成功体験も力にして、一歩ずつ地道にやり続けていこうと思います。

今まで関わってくれた「人」への感謝を忘れることなく、これからもより多くのお客様に愛されるお店を目指して前に進んでいきます。

阿佐ヶ谷店
  

かぶら屋 西所沢店

住所
埼玉県所沢市西所沢1-12-3
営業時間
営業時間: [平日・土]16:00~23:00[日]15:00~22:00 ※テイクアウト 15:00〜
電話番号
042-968-3900