Columnコラム
2025.09.30
自由と裁量が育む
挑戦の物語
現場で裁量を持ってお客様に向き合えるからこそ、店長の発想や取り組みがダイレクトに反映される丸冨水産。
その自由度の高さの中で、自ら学び、考え、実行する姿勢を貫いてきたのが、目黒店の北城店長だ。
魚と出会い、飲食の現場で手に職をつけた経験、そして自ら掴んだ数々のチャンス。北城店長のこれまでの歩みと想いに迫る。
北城店長
丸冨水産 目黒店 店長。魚が好きという純粋な想いを原点に、約8年前に丸冨水産へ入社。
早くから店舗運営に携わり、1年ほどで店長に昇格。仕入れからメニューづくり、数字管理まで幅広く担いながら、店舗に根ざした営業スタイルを追求。お客様との信頼関係を大切に、目黒という土地柄に合った運営を続けている。
—–ご自身の業務や役割について教えてください。
目黒店の店長として、調理や接客に加えて、仕入れ、シフト管理、原価・売上の数値管理など店舗運営全般を担当しています。
丸冨水産は店長にかなりの裁量を任せてくれるので、メニュー構成や仕入れ先とのやりとりも自分たちで考えて進められることが大きな特徴です。
現在は魚の仕入れから、季節ごとのおすすめメニューの開発まで、日々現場でスタッフと連携しながら進めています。そこでの改善点などは定期的に本部に意見を持っていくことで、ブランド全体のアップデートも目指して日々取り組んでいます。
—–現場で特に大切にしていることは何ですか?
飲食店である以上、お客様が安心して食事を楽しめる環境づくりがベースとしてあります。そのため、当たり前に思える挨拶や返事など、ちょっとしたお客様への気遣いは営業において大切にしているポイントの一つです。
また、最近ではタッチパネルの導入でオペレーションが変わったため、スタッフ同士の連携や声かけがより重要になってきました。
そのほか、安全性や衛生面への配慮など、常にお客様視点で考えて、満足していただくためのサービス提供を徹底しています。
——これまでの店長経験で大変だったことはありますか?
今も変わらず、「人材不足」が大きな課題です。
コロナ禍では先行きが見えない不安からスタッフが離れてしまったり、新たな取り組みとして営業時間を伸ばそうとした時にも、働いてくれる人がなかなか見つからなかったりと苦労しました。
それでも自分自身が現場で手を動かし、少しずつ体制を整えて乗り越えてきました。そうした積み重ねが、今の店舗運営にも大きく生きていると感じます。
体制づくりに関していうと、「休みやすい環境」や「給与の見直し」の改善が効果的で、実際にスタッフの定着率も上がってきています。
—–今後の目標や叶えたいことはありますか。

個人的には、SNSなどを通じて店舗の魅力をもっと発信していきたいと思っています。
組織としては、今後の出店を見据えて人材育成と店舗運営の標準化が大きな課題です。
魚をさばける、調理ができるだけでは店長は務まらない。予算管理や人材マネジメントといった運営スキルも含めて、次の世代にしっかりと引き継いでいける体制を整えていきたいです。
そして、味はもちろんのこと、接客やお店の雰囲気を含めて丸冨のファンになってくれる人が一人でも増えてくれたら嬉しいです。
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Tokyo
目黒店
東京都品川区上大崎2-14-11
電話番号:03-5795-2660
[月〜木]ランチ 11:30~14:30 デイナー 16:00~23:00[金土日祝、祝前日]11:30~23:00