Columnコラム
2025.03.31
心と舌の満たし方
東京都西東京市、西武池袋線が通るひばりヶ丘店から徒歩1分のところにお店を構える、かぶら屋ひばりヶ丘店。
コロナ禍の影響を受けて一時休業の期間があったものの、昼からの営業やメニューのアップデートなど新たな取り組みにも挑戦し、今では、日常の中にそっと寄り添いながら、多くのお客様にとって居心地の良い場所を届けている。
このお店を指揮する奥秋さんの想いと展望についてご紹介。
憩いの居酒屋

ひばりヶ丘店は2016年にオープンし、地域の皆さまを中心に多くの常連様に支えられて営業を続けてきました。
コロナ禍では一時的に営業を停止せざるを得ない状況にもなりましたが、本部のサポートも受けながら無事に再開。その際に昼営業をスタートし、メニューも昼に合った内容に変更するなど、さまざまな工夫を重ねました。
その結果、夜勤終わりの方やパート帰りの主婦層など、より幅広い層のお客様に足を運んでいただけるようになっています。
最寄りのひばりヶ丘駅には南口にもう1店舗「かぶら屋」があり、互いにお客様を紹介し合うことで、地域に根付いた温かなつながりが生まれています。ふらっと立ち寄って、肩肘張らずに気軽に楽しめる居心地の良さが当店の大きな魅力です。
苦難を乗り越え
私は、2022年のひばりヶ丘店再開のタイミングから店長としてお店を指揮しています。ただ、コロナ禍による営業停止や業態変更の影響もあり、再開直後はお客様が戻ってこない厳しい時期がありました。
不安や戸惑いも多かったですが、本部にも手厚くサポートいただけたおかげで、なんとか1年ほどで安定してお客様にご来店いただけるようになっていきました。
「また来るね」「おいしかったよ」という言葉をもらえる機会が増え、その言葉一つひとつが、仕事をする上での一番の喜びになっています。
本当に大切なこと

店長になるまでのおよそ半年間で、業務に関するさまざまなことを教えていただきましたが、その間での学びはそれだけではありません。
業務に直接関わらないような部分でも大切なことを学ばせていただいたと感じています。
今まで「仕事を教わる」というと、業務内容を学ぶことだけをイメージしていました。しかし、どうやって仕事を楽しむのか、「かぶら屋」でのやりがいとは何か、といったもう一歩深い部分まで言語化して気づかせてくれたのです。
「人」を大事に守り抜いてきたかぶら屋の根幹に触れることができた瞬間でした。この気づきが仕事をするマインドを変えてくれ、個人的には1つの大きな転機となっています。
伝播と継承

現在、ひばりヶ丘店はフランチャイズ店への移行を目指しています。
そのためにはさらに多くのお客様に来ていただくこと、そしてクオリティの向上を続けていくことが必要です。また、お客様が満足する楽しさをスタッフ自身が感じられるような職場づくりにも注力していきたいです。
私が感じているかぶら屋で仕事をする楽しさや魅力を、同じように感じてくれる人が増えれば、より長く働ける場所になり、結果として長くお客様と付き合いを持てることにも繋がっていくと思います。
お客様との関係値を大切に、これからもひばりヶ丘店は地域に愛されるお店であり続けます。


かぶら屋 ひばりヶ丘店
- 住所
- 東京都西東京市ひばりヶ丘1-3-2 永山ビル1F
- 営業時間
- 営業時間:[平日]16:00~23:00 ※第一、第三月曜日定休日[土日祝]14:00~22:30
- 電話番号
- 042-439-3007