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Columnコラム

2023.08.30

ポジティブに育てる未来の芽

東京都江戸川区、都営新宿線一之江駅東口から徒歩30秒。昼夜問わず笑顔が絶えない店舗として人気を集めているのがかぶら屋一之江店である。

そこで店長を務める増田さんは、もともと飲食店での独立を志し、さまざまな店舗を経験した上で「一番楽しかった職場」としてfoodexを選んだという。2018年のオープンから店長として店舗を支え続け、明るい雰囲気を作り出すポジティブマインドのルーツとは何か、その秘密に迫る。

笑顔の循環

店長 増田さん

私が一之江店に就いてから約5年が経ちましたが、この店はオープン時からいい意味でかっちりし過ぎず、とても柔軟なお店だと感じています。もちろんマニュアル含め、ブランドとして最低限必要な部分は押さえていますが、ルールを1から100まで全て決めてはいません。それぞれの個性を尊重して、臨機応変に対応してもらうシーンが多々あります。

お客様に対しては、常に明るく、思いやりを持つこと。これが店舗として大切にしている考え方で、そうした考え方がお客様にも伝染しているのか、お客様も笑顔で明るく、思いやりのある方が多いと感じています。

昼から飲みに来てくれるお客様も多く、売上全体の3割程度は昼のお客様です。加えてテイクアウトも実施しており、地元の方を中心に昼夜問わず賑わいを見せています。

下を向かない強さ

店舗の内観

お店の一番の特徴とも言えるのが、どんな困難に直面しても乗り切ることができるポジティブな雰囲気です。例えば、数年前に流行したコロナ禍がその例で、特に関東では多くの飲食店がダメージを受け、退職者が後を立たない状況でした。

一之江店も例外なくその被害を受けた1店舗です。正直店長として不安がなかったかといえば嘘になりますが、テイクアウトで営業を続けられていたこともあり、店長として比較的ポジティブな感情でバディやお客様と接することができていました。

この雰囲気を感じ取ったのか、不安定な時期のなかでもチームがネガティブになることなく、さらに誰一人として欠けずに乗り切ることができたのです。

加えて、本部からの支援がすごく手厚かったのも大きな救いでした。特に助成金の申請は、なかなか個人の飲食店では書類も多く手続きが大変ですが、全て本部の方で迅速に対応してくださいました。こうしたスピード感のあるサポートを受けられるというのは、この会社で独立をする大きな強みだと思います。

チームづくりの原点

店内のポスタ

コロナの例も含め、どんな困難もポジティブに乗り切ることができている要因が一之江店のチームにあります。「明るく、楽しく、思いやりのある」職場で、仕事に対して喜びややりがいを感じながら働いてくている人がすごく多いです。

これまで、教育で伸びる人やそうではない人も含め、たくさんの人を見てきました。その経験から、教育で伸びる人の多くは、「明るく、楽しく、思いやりがある」という特徴に当てはまっていると感じています。そのため、採用の時もこのポイントは特に重視しています。この条件をベースに作り上げたチームで日々お客様と接している影響なのか、店内には自然とコミュニケーションが生まれ、いつも笑顔が溢れています。

一之江店ではテイクアウトも実施していることから、店内を見つつ外にいるお客様にも気を配らなければいけません。そのため、オペレーションの面で大変だと思われることがありますが、そこもすごくポジティブな考え方をしています。特にテイクアウトのお客様で店前が賑わっている時は、客寄せのような役割を果たしてくれていると捉えているので、むしろ少し嬉しい気持ちになっています。

ただ、はじめから全てポジティブに捉えることができていたわけではありません。店長として経験を積んでいく中で徐々にこのマインドが培われていきました。

「いい雰囲気はいい方向に、悪い雰囲気は悪い方向にそれぞれ伝染していく。」
「それなら明るい雰囲気でいたほうがいいに決まっている。」
少し単純かもしれませんが、これが私のポジティブマインドのルーツです。

学び続ける姿勢

店舗の外観

この会社を通じて独立を経験したことで、精神的にも金銭的にもすごく人生が豊かになりました。同時に、自身の経験なども伝えながら、同じように独立して人生を豊かにする人を増やしていくことが今後の私の使命でもあると感じています。

foodex groupは店長になるまでのフローの整備、勉強会など育成のサポート等、店舗経営に必要な環境が非常に充実しています。そこで個人的には、独立して店長をやるやりがいやメリットなど、実際に経験した人だからこそ伝えられる部分をしっかり伝えていきたいです。

一方で店長として何かを教えたり、伝えたりする立場ではありますが、私自身が成長しなくては教わる側の成長にも限界があると思います。だからこそ、個人的にも学び続ける姿勢をやめてはいけません。

こうして自身の成長、夢見る後輩達の育成に注力しつつ、ポジティブマインドを通して、関わってくれる全ての人を笑顔にできる、そんな店舗であり続けたいです。

大衆食堂 かぶら屋 一之江店

かぶら屋 一之江店

住所
東京都江戸川区一之江8-18-1 みづえ薬局ビル1F
営業時間
11:00~22:00 ※テイクアウト 11:00〜
電話番号
03-5879-6620