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Columnコラム

2024.11.28

鏡に映る親しみと温もり

東京都太田区、都会の利便性と穏やかな環境が調和したこの街にお店を構える、かぶら屋平和島店。落ち着きのあるアットホームな雰囲気で、お客様から長く親しまれている店舗である。

店長を務める川根さんは、立地の問題や人材の問題、そしてコロナの絶望を乗り越え、2018年から今までお店を支えてきた。独立までの過程とお店づくりで意識していることについて、川根さんの想いをご紹介する。

独特の雰囲気で愛される

平和島店店長
平和島店バディ

平和島店は、かぶら屋の中でも少し独特な魅力を持つ店舗だと感じています。平和島と聞くと、ボートレース場がある「博打の街」という印象を抱く人がほとんどです。 その影響もあってか、お店の雰囲気として騒がしい印象を持たれがちです。

しかし、スーツ姿のビジネスマンがふらりと立ち寄ることもあれば、近所に住む地元の方々や学生が足を運ぶことも珍しくありません。そして、池袋の直営店で働いていた時に比べると、比較的落ち着いた雰囲気があるのが平和島店の特徴です。

幅広い層のお客様に愛されながら、ほどよい距離感で接しつつ、居心地の良さを感じてもらう、とてもアットホームなお店になっています。

独立までの道のり

平和島店

私は2011年からかぶら屋でのキャリアを歩みはじめ、2018年に平和島店に来るまでは池袋の直営店で経験を積んでいました。

その間、何度か店長試験に挑戦するもなかなか合格をもらえず、どちらかというと手のかかる社員だったと自覚しています。

それでも、店長試験の度に当時の社長や専務に声をかけてもらい、最後合格をいただいた店長試験の時も、「やってきたことを出せば必ず合格できる」と背中を押していただきました。一社員のことをここまでちゃんと見てくれるんだという驚きと、その期待にちゃんと答えなければという覚悟の気持ちが芽生えたのを今でも覚えています。

今は、平和島店をまとめる立場としてお店を守っていく責任があります。それに加えて、ここまで成長させてくれた会社に少しでも恩返しがしたいという想いが日々の営業の原動力となっています。

ただ1つ、意識していること

営業中に私の方から口出すことはほとんどないですが、ただ1つ意識してもらっているのが「お客様は自分たちを移す鏡である」ということです。

お客様から褒めていただける時、反対にクレームを言われる時も、必ずその理由として私たちの行動が伴っていると考えています。

そのことをきちんと理解しておけば、客観的に何がよかったのか、何が悪かったのかをそれぞれが判断することができ、より良いお店へと改善ができるはずです。

最近は、この考えが少しずつ浸透してきたのか、バディたちも自主的に動いてくれるようになってくれていて、いつもそんな様子を見て嬉しい気持ちになっています。

困難を乗り越え

新秋津店外観

コロナ禍では営業停止を余儀なくされ、非常に苦しい日々を過ごしました。それでも、テイクアウトで最低限お店を開き続けたりと、お客様の日常から消えないように努力を続けました。

そのおかげで、再開後客足が復活するまでは非常に早かったです。再開を待ってくださるお客様がいらっしゃることを感じ、こうしたお客様のためにもしっかりお店を継続させていくことが私の役目であるのだと感じています。

平和島店は、品川や羽田といった大都市に囲まれており、お客様だけでなく一緒に働く人を集めるのも難しい現状があります。加えて、テナントなどの外部的な問題も抱えていますが、私がやれることは全力で取り組んでいくつもりです。

これからもお客様にとっての1つの居場所であれるよう、信頼できる仲間とともにお店を続けていきます。

平和島店
  

かぶら屋 平和島店

住所
東京都大田区大森北6-27-5
営業時間
営業時間:[平日・土]16:00~23:00[日]12:00~22:00
電話番号
03-6423-0360