Columnコラム
2025.05.30
本部が整える
育成と成長の土台
日常に寄り添う場所でありながら、しっかりと人が活躍できる環境を整えていく。そんな“人”にフォーカスした仕組みづくりに、かぶら屋では本部が現場と並走しながら取り組んでいる。
その中で、本部社員の一員として採用から育成まで幅広く関わっているのが渡邉さんだ。積極的に多くの人とコミュニケーションを取りながら、より良いブランドを目指して日々業務に取り組んでいる。
今回は渡邉さんの日々の仕事内容を紐解きながら、その根底にある想いについて話を聞いた。

渡邉 理恵
かぶら屋本部の人材開発担当として、採用面接から育成体制の設計、店舗運営のサポートを主に担当。その他「QSCAリーグ」の運営や、デザイン業務などにも携わるなど、幅広い範囲で会社に貢献。
「かぶら屋がより良いブランドになるためには」という視点を軸に、現場の声をもとにした仕組みづくりや、働く人がやりがいを持てる環境づくりに日々取り組んでいる。
—–ご自身の業務や役割について教えてください。
人材開発担当として、面接や採用後の面談、人材育成の仕組みづくり、店舗運営のサポートなど、人に関わる業務全般を担当しています。加えて、店舗で使うマニュアルや資料の作成、現場の負担を減らすための改善策を考えることも大切な役割の一つです。
アルバイトとして現場にいた経験があるので、現場目線を持ち続けることは常に意識しています。日常に寄り添い、お客様に笑顔を届けることが店舗の役割とするならば、それがどの店舗でも実現できるような土台や仕組みを整えていくことが、本部としての役割であると考えています。
—–日々の業務で大切していることはありますか?
お客様の笑顔はもちろん大事ですが、その前に「働く人がやりがいを持てるかどうか」が出発点だと思っています。
アルバイトの方も社員も、きちんと承認されて、正しく評価される環境があることが非常に大切です。たとえば、「何をしたら昇給できるのか」「次のステップに進むにはどう動けば良いか」といった指針を可視化すること。本人の将来のビジョンややりたいことと向き合って、一人ひとりが納得して成長できる仕組みをつくっていきたいと思っています。
—–仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

毎年開催される「かぶら屋QSCAリーグ」の運営には特に大きなやりがいを感じています。「かぶら屋QSCAリーグ」は、Quality・Service・Cleanliness・Atmosphereの4つの評価基準を総合的に判断して表彰するかぶら屋独自の取り組みの1つです。
他店舗の発表を聞くことで一人ひとりの仕事への想いを振り返るきっかけにして頂いたり、良い取り組みを自店舗に活かして頂くきっかけにして頂いたり、お取引先様にかぶら屋で働く人の「想い」を知って頂いたり。縦と横の繋がりをとても大切にしており、これらがかぶら屋のブランド力を高め、働く仲間のやりがいに繋がっていくと信じています。
運営は決して簡単ではありませんが、最終的には多くの店長さんが「出場して良かった」と口にして下さったときが何よりも嬉しい瞬間です。
本部の仕事は見えづらい部分も多いですが、こうして目に見える形で実感を得られた時は大きなやりがいを感じます。
—–今後の目標や叶えたいことはありますか。
今後もっと店舗数が増えていくにあたって、より限られた時間や人員で最大限のパフォーマンスを発揮できる環境が求められてきています。
最近はアルバイトの人たちも働き方も多様化してきています。そもそも掛け持ちが前提となっていたり、ピンポイントで「この曜日とこの曜日のこの時間に働きたい」と面接時に伝えてくる人も少なくありません。そんな限られた時間の中でも、「ここで働いてよかった」と思ってもらえるように、効率もやりがいも両立できる仕組みを整えていきたいですね。
最終的には、お互いが認め合えて、対等な関係で働ける環境をもっと広げていきたいと思っています。かぶら屋の“日常性”の中にある、そういう温かい関係性がもっともっと増えていけば嬉しいです。