世界への食の架け橋

「特別なTonchin体験を通して人々を結びつける」
このコンセプトのもと、豊富なナチュラルワインリストと東京発の特製ラーメンで唯一無二の価値を見出し、信頼を積み上げてきたTONCHIN Brooklyn。

TONCHIN Brooklynがお客様に接するとき、チームを動かすときに大切にしている考え方とは何か。立ち上げから約6年ブランドに携わっているDylanさん、Sandyさんお二人の想いをご紹介。（以下敬称略）

TONCHIN Brooklynはラーメンを中心とした本格的な日本食レストランです。平日の昼間はビジネスマンで溢れますが、夜や週末は地元の常連の人から、観光客、学生、家族連れなど様々なお客様が訪れます。また、夏は観光客が非常に増えますが、秋になると常連のお客様が自然と戻ってくるという特徴があります。

当店の看板メニューは、Classic Tokyo Tonkotsu Ramen（クラシック東京豚骨ラーメン）です。そのほか、Spicy Chicken Wings（スパイシー手羽先）、Maguro（まぐろ）、Gyoza（餃子）、Shaved Ice（かき氷）も非常に人気があります。

どれも味はもちろんのこと、見た目にもこだわっていることから、ソーシャルメディアとの相性も良く、そうした繋がりで来店されるお客様も多くいらっしゃいます。

さらに、店内の雰囲気やデザインにも気を配り、TONCHIN Brooklynでしか味わえない食事体験を提供することで、多くのお客様の信頼を勝ち取ってきました。

料理の新鮮さやクオリティの一貫性はTONCHIN Brooklynにとって重要な要素です。毎日試食を行い、味が基準に達しているか常にチェックしています。

また、料理の盛り付け方や、実際にテーブルに料理をお出しするときの決まりごとなど、細かい部分まで店舗としてルールを決めています。こうした細部へのこだわりは、他のレストランとの大きな違いです。

お客様に対しては、親切かつ共感的であることが顧客サービスにおいて重要な要素です。​​ビジネスで訪れるお客様、誕生日のお祝いで訪れるお客様、交流が好きなお客様、ただ食事をして帰りたいお客様もいます。来店理由は人それぞれだからこそ、テーブルを読み、状況に合わせて対応することが重要なのです。

元々ここで働こうと決めたのは、「人々を結びつけるレストラン」というコンセプトに共感したからです。料理はもちろん、サービスや雰囲気、デザインなど細部にまでこだわっていることに驚き、その一員になりたいと、より強く思うようになっていきました。

今ではチームの一員としてだけでなく、新たな繋がりのきっかけになりたいという想いが強く、それが仕事の一番のモチベーションでもあります。

現在のポジションになった時、私は全ての車輪を回す車の「エンジン」のように、全てを動かす人になるべきだと考えていました。しかし実際に仕事をしていく中で、私は「エンジン」ではなく車輪をスムーズに動かし続ける「ガソリン」の役割であると気づきました。

これまでいくつも壁にぶつかってきましたが、仕事の中で一番大変だったのは、この事実を理解して受け入れることだったかもしれません。

メンバーの採用では、学ぶ意欲と好奇心を重視しています。なぜならば、仕事をしていく上でチームは欠かせない要素だからです。最高のチームメイトとは仕事を通して、個人的に成長することを目的にしている人です。チームの雰囲気を大切にしつつ、自らも学ぶ意欲があるかどうかを判断するために、必ず仕事の目的ややりがいに関する質問をしています。

チームに加わってからは、マニュアルを活用して全員がその役割に必要なスキルを身につけられるように研修を実施します。しかし、人はそれぞれ得意なことと不得意なことが違うので、個別に教えることも多いです。

例えば、お客様への料理の出し方や作法など、動きについて指導することもあれば、お客様とのコミュニケーションの取り方に注目し、口調や言い回しを指導することもあります。こうして、困っている人がいないか常に耳を傾け、真っ先に行動に移すことで、働きやすい環境を作っています。

前向きな職場環境を作るには、まず自らが行動で示すことはもちろんのこと、チーム全体にもその行動を促していくことが必要です。そのために、チーム全体のグループチャットがあるのですが、そこを活用してお互いに褒め合い、感謝の気持ちを伝える時間を設けています。互いの努力を認め合うことで、チームとしての団結力を高めています。

現在、食費や生活費が大幅に値上がりしているため、今後も生き残るためには自分たちも価格を上げなければいけません。加えて、入手が困難になっている食材もあるので、同等の代替品を見つけるかレシピを1から作り変える必要があります。

具体的には、グリーン・シャルトリューズ（フランスのハーブリキュール）が不足しています。これは私たちの Green Yuzu Magarita（グリーン・ゆず・マガリタ）の重要な食材となっているため、代わりの食材を見つけるか、シグネチャー・カクテルを再開発して1から作り直さなければなりません。

このような困難も乗り越えながら、TONCHIN Brooklynの基準を決して落とすことなく、より多くのお客様に届けることが私たちのミッションです。

会社とともに自らも成長し続け、世界中から訪れるお客様に、思い出に残るような体験をしていただけるよう、これからも努力を続けます。