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Columnコラム

2025.01.31

笑顔と挑戦の物語

埼玉県川口市、都心へのアクセスも比較的良好で生活環境も充実した西川口駅から徒歩3分ほどの場所にあるのが、かぶら屋西川口店。

この店を切り盛りするのが、オーナーの高橋さん。厳しい環境で働いていたサラリーマン時代を経て、強い覚悟と弛まぬ努力で独立を果たした。

その過程で高橋さんが感じた葛藤や気づき、コミュニケーションにおけるこだわりとは。

笑顔を取り戻したきっかけ

西川口店バディ

西川口店は、ここ数年で一段と明るくなったと実感しています。その大きな要因の一つが、女性バディの増加です。

少し前まではコロナの影響で常連様が減ってしまったことから、お店全体にもどこか沈んだ空気が漂っている印象がありました。

しかし、若い女性バディたちが新たに加わったことをきっかけに少しずつ店内に笑顔が生まれ、活気が戻ってきました。次第に常連様も戻ってきて、会話の量も増え、現在ではコロナ前以上に「かぶら屋らしい」雰囲気を取り戻していると自負しています。

信頼を築く基本姿勢

西川口店内装

飲食店として欠かせないのが衛生管理です。

たとえば、ハンディを触る前の手洗いを徹底し、営業中は髪の毛に触れないよう意識するなど、細かい配慮を怠りません。こうした当たり前の積み重ねが、お客様からの信頼を築く大きな土台になっていると感じています。

また、コロナ禍を経てパーソナルスペースに対する意識も変化しました。以前に比べカウンター席でも1席空けないと座りたくないというお客様も多く、そのニーズに対応するための店内レイアウトも変更したりと、時代の変化に合わせた対応ができるように心がけています。

乗り越えて得た覚悟

西川口店店長

もともとブラック企業でサラリーマンをしていた私は、自分の学歴では転職も難しいと感じていました。そんな状況の中で思いついたのは、「だったら自分が社長になるしかない」という選択肢でした。今考えると少し安直かなとも思いますが、これがかぶら屋で独立を志すきっかけでした。

しかし、理想の立地で独立する夢を抱きながらも、条件が合わずなかなか踏み出せずにいた時期もあります。そんな私に「そろそろ次に進む時じゃない?」と背中を押してくれたのが、お世話になっていた先輩の一言でした。

この言葉以外にも、先輩からは非常に多くのことを学ばせてもらったと感じています。

経営者となった今、基本的にアドバイスや助言をくれる人はおらず、自分で何事も考えて行動しなければいけません。尚且つその決断もスピード感を持って行う必要があります。今日からやらなければ、もっと言えば今からやらなければ、その間にもお客様は離れていってしまう可能性があるからです。

これができる経営者はどんどん売上をあげていきますし、できないお店は潰れていってしまいます。独立前からこうした厳しい面をしっかり伝えてくれたことで覚悟を持って仕事をすることができ、本当に感謝しかありません。

今では新規の売上獲得に向けて動いたり、一緒に働いているメンバーと忘年会をしたりと他の楽しみも増えて、すごく充実した日々を過ごせています。

「伝えるから伝わるへ」

西川口店外観

居心地の良い職場を作るためには、一方通行の指示ではなく、「伝わる」コミュニケーションが重要だと考えています。

加えて、新しく入ってきたバディに対しては、きちんと言葉にして褒めることも大切です。できないことが多い時期だからこそ、小さな喜びがモチベーションにも関わってきます。こうした取り組みを意識した結果、チームとして信頼関係が深まり、長く働いてくれるバディが増えてきたと実感しています。

他にも、時代の変化に適応するため当日働ける人を募集できる求人サービスなども活用しています。その中で、かぶら屋で働く楽しさを実感してもらうことで、実際に長期で働いてくれる人も増えています。

しかし、まだまだ属人的な部分も多いと感じていて、その点は今後の課題になると感じています。まずはマニュアルなどを活用しながら全体の基礎力の底上げにも注力していきたいです。

      

こうした人材育成の面にも力を入れながら、笑顔で長くお客様に愛されるお店を目指してこれからも営業を続けていきます。

西川口店
  

かぶら屋 西川口店

住所
埼玉県川口市並木3-10-2
営業時間
営業時間:16:00~23:00
電話番号
048-287-8869